本州中部以北に分布。亜高山帯の湿原に生える多年草。根生葉は線形で長さ10〜40cm、花茎は高さ20〜40cmになる。白色〜淡紅色の花を総状に付ける。花被片は5〜7ミリ。花序や花柄に腺毛を密生し粘る。小虫がくっつくので、ムシトリグサの一名がある。豊橋市の撮影地は標高60mの湿原ですが、北方寒地に分布するイワショウブの自生は珍しいようです。氷河期の遺存植物と言われています。